2004/6/4（金） 競艇初級者講座 筋舟券
児島周年も始まったことですし、久しぶりに競艇初級者講座です。
今日は筋舟券についてみていきましょう。
競艇の場合競輪ほど筋を言われることがありませんが
競艇にも筋があります。
オッズをみてみると筋で売れていることがあります。
ではこの筋はどういうものか見ていきましょう。
まず2号艇が1号艇を差すとします。
この場合1号艇は自分の内側を差されるので
潰されることはなく大抵の場合残りますから
2号艇が差すことによって恩恵を受ける1号艇が筋になります。
逆に3号艇は2号艇が差すと差し場を失うので連に絡む可能性が低くなります。
一方2号艇が1号艇をまくった場合、
1号艇はまくられて大抵の場合潰れます。
そうするとまくった後を追いかけていくことによって恩恵を受けるのが
3号艇ということになりますから、この場合は3号艇が筋になります。
次に6号艇がうちの艇をまくっていくとします。
この場合一番最初にまくられた5号艇が最初に立ち直りやすいので
5号艇が筋になります。
またまくりきれなかった時は
6号艇が1号艇の外側の艇を全部掃除してくれるので
恩恵を受ける1号艇が筋になります。
以上が基本的な考え方です。
ですから有力選手がいる場合、その内側はまくられて潰される可能性が高く
恩恵を受けるのは外の選手なので
外側の舟券が筋舟券として良く売れます。
しかしながら有力選手の直外が下手くそであれば
有力選手がまくっていった後を追っかけれることができず
さらにその外が恩恵を受けるということもあります。
また有力選手がスタートを遅れてしまい、
差すしかなくなった時は内側の艇が残るので
有力選手の内側というのは買っておかなければならない舟券です。
こうしてみてみると
筋舟券はあんまり関係ない
ということがわかると思います。
舟券の点数を絞りたい人が理由付けに使うものですから
筋は気にせずに買うのがいいと思います。
むしろ筋で売れているときは「しめしめ」と思って
嫌われている筋を買うのが妙味ありですね。
