2004/6/7(月) 競艇初級者講座 出足の重要性 その1
競艇のコメントを見ると「出足が欲しい」とか
「出足がないから駄目だね」という話がありますが。
出足とはなんでしょうか。
今日は競艇における出足の大切さについて見ていきましょう。
出足とはボートが加速する時の力のことを言います。
競艇では全速からさらにスピードがあがるかどうかの「伸び」より
止まってる状態から加速するスピードである「出足」が重視されます。
これはなぜかというとまず競艇のターンに由来します。
ターンというとスピードをつけてぐいっと回るイメージがありますが
競艇においては競輪のようなバンクがなく、また惰性も働かないため
実際は言うほどスピードをつけて回るということができません。
やると遠心力で外に振られて転覆するからです。
競艇のターンというのは昔はターンマーク前で思いっきりスピードを落とし
ゆっくりと方向を変えてからまたスピードを出すという
いわば300Mの直線競争を6.5回やっていたようなものだったわけです。
それが今村豊の全速ターンをかわきりに
ある程度スピードをつけて回れるようになりましたが
やはり基本的には全力疾走→止まる→方向転換→全力疾走ということをやっているわけです。
このダッシュを一回のレースに7回やっているわけですから(ピット離れを入れると8回)
このことが伸びよりも出足が重要ということの一つ目になります。
つづく。