2004/7/16（金） 本物の見分け方
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さて以前ギャンブル学課で
「誰もが見向きもしない簡単な言葉を探している」
と言いました。
これは言い換えると
「物事の本質をつかむ言葉を探している」
ということになります。
今日はそれに関連するお話です。
私もいろんな人の話を読んだりしていますが、
その話が本物かどうか、
つまり物事の本質に触れているかどうかを判断する材料のひとつとして
「連覇」
があります。
例えばある人が何かの試合で優勝するとします。
そしてその人がもう一度その大会で優勝するなり
タイトルを防衛するなりした時私はその人の話に注目します。
逆にその人がそれ1回しか優勝できなかった時。
この場合はあまり注目しません。
おおざっぱにいうと「連覇した人が本物」
「一発屋が偽物」ということになります。
（これはかなり極論ですが）
「継続は力なり」にも繋がりますが
連覇できるような実力がある人は
継続して勝つことのできる物事の本質を何か捉えているのではないか
と私は考えているからです。
もちろん「3連覇、4連覇」してる人はさらに本物度が高くなります。
逆に「一発屋」の人は「一発屋」の理論はあるかもしれませんが
あくまでも「瞬間的な1回」にしか通用しない理論だと考えています。
ですから例えば将棋の世界で言えば羽生善治、
競馬の世界で言えば武豊の書物は読んでおきたいところです。
今日は女子柔道界のトップ、田村亮子氏の言葉で締めたいと思います。
（世界選手権6連覇、84連勝等）
柔よく剛を制す、と言います。
力があるものが必ず勝つわけではないという解釈です。
私は「こころ」の柔らかさととらえています。
柔らかい「こころ」があれば道が見えてくるのではないでしょうか。
田村（谷）亮子
