2004/8/19(木) 法則法 G1の穴は差し追い込み
近代競馬において
穴を狙う場合のセオリーは「前残り」です。
これは昔の競馬と違い、
各馬の能力が上がり馬の差が小さくなったため
勝つためには前のほうに位置しないといけなくなり
能力のない人気薄の差し、追い込みでは到底勝てない時代になった
というのが理由です。
穴を買いたい人は先行馬を黙って買う。
これが穴を取る方法です。
では差し馬、追い込み馬から買って穴を取るには
どうしたらよいのでしょうか。
それは「G1を狙う」ことです。
G1は名声、賞金共に他のレースとは比べ物になりません。
当然どの陣営も勝てれば勝ちたいと思っています。
このような場合先行馬にまんまと逃げさせるというような
騎手は騎手失格です。
そしてまただれもが勝ちたいと思っている。
この2点が合わさる時、どうしても全体的に仕掛けが早くなります。
能力がある馬同士が仕掛けが早くなると潰れる可能性がでてきます。
そうして人気薄の差し、追い込みが飛んでくる。
これがG1の穴パターンとなります。
しかしながら現在の競馬において
これは「武がいない」という前提がつきます。
武という絶対的なペースメーカーがいる場合
他の騎手がこのペースメーカーを信頼しきってしまうからです。
現に武がいる場合は圧倒的に先行馬が残ります。
「武がいないG1における穴は差し、追い込み」
現代競馬における正しい定義はこうなります。