2004/9/16（木） 競艇初級者講座 まくり差しの嗅覚
常々言ってることですが
私は競艇においてまくり差しのうまい人間ほど強いと思っています。
まくり差しはまくりの要素と差しの要素、
そして「まくり差し」の要素が必要だからです。
そうした「まくり差し屋」というのがいて
艇界で最もまくり差しがうまいのはなんといっても濱野谷憲吾です。
まくり差しを勉強したい時は彼を追っかけていれば大丈夫です。
そして先ほど述べた「まくり差しの要素」において最も重要なのが
「まくり差しの嗅覚」です。
まくり差しはまず内側の艇をまくらないといけません。
そしてさらにその内側の艇の様子をうかがって
まくれないと見たら差さないといけません。
この切り替えが遅いとまくるだけまくって飛んでいきます。
早すぎると差し場がなくなります。
この「まくれるかどうかを判断しまくれないと見るや差しに切り替える能力」
これが「まくり差しの嗅覚」です。
これは時間にしてレイコンマ何秒の世界です。
さて今日の児島9Rではそのまくり差しがうまいと思っている
地元清水敦揮が登場しました。
彼はスタート事故が多かったせいか
いまだにスタート難がありそれが出世の妨げていますが
まくり差しのうまさには光るものがあります。
今日の児島9Rではなんとスタート6番手！
普通なら隣にまくられて終わりです。
しかし彼はそこからうちの2艇をまくり
さらにうちの艇がまくれないと見るや
そこしかないという艇間を差しに切り替え
バックストレッチでは2番手まで押し上げました。
まくり差しのうまい選手はこの「そこしかない」というところを
的確に差してきます。
もし穴でくる選手を見つけたいときは
このまくり差しの能力に目を向けてみてください。
まくリ差しがうまいのに人気が落ちている選手であれば
きっと高配当をもたらしてくれることでしょう。
