2004/10/26（火） 競艇入門 進入
競艇が他の公営競技とどこが違うかといわれれば
フライングスタート方式とこの進入に関することだと思います。
競艇は競馬や競輪と違って
どこの枠からスタートしなければいけない、という決まりはありません。
6つのコースがあり、あらかじめ決められた枠番はありますが
それは舟券を売る都合上なだけで
選手はどのコースからスタートしてもかまいません。
ここで競艇には有利な枠というものが存在します。
競輪においては有利な枠というものはほとんどありません。
競馬においては距離が短くなるほど有利な枠というものがでてきます。
そして競艇においてはこの枠順というものが
勝敗を決するといっても過言でないくらい優劣を左右します。
一番有利なのはインと呼ばれる1コースです。
向かって一番向こう側になります。
逆に不利なのが6コースで向かって一番手前のコースです。
ということは勝つためには誰もが当然1コースを取りにいきたくなります。
しかしインコースはひとつしかありませんから1人しか入れません。
そこでこのインコースを取るため、
またはひとつでもインコースに近いコースからスタートを切るために
競艇では進入争いという争いが起きます。
誰がどのコースに入るのか確定しているわけではないので
この進入を予想するのが競艇の予想の楽しみのひとつでもあります。
基本的にベテランや実力者がインコースに近いほうに陣取り
若手や女子選手はアウトコースにまわされると覚えておけば大丈夫ですが
最近は枠なりといって与えられた枠順そのままだったり
若手や女子選手でもインコースに近いほうに陣取ることが多くなっています。
これはある程度競艇を見ていれば大体分かってきますが
これが当たるならおそらく舟券が当たるでしょう。
進入は即勝ち負けに通じるので選手達の色々な思惑が交差するのです。
ですから競艇における進入というものは非常に流動的なものなのです。
