2004/10/29(金) フライングスタート方式
競艇が他の公営競技と違う点が2つあります。
進入とフライングスタート方式です。
今日はそのフライングスタート方式についてみてみましょう。
競艇は水上でやるものです。
ですから陸上競技と違い静止している間も波の影響を受け
一ヶ所に留まっていることができません。
ほんの少し風を受けただけで流されてしまいます。
ボートが安定しているのは走っている時なんですね。
そこで考え出されたのがフライングスタート方式というものです。
これはある一定のラインを一定時間内に通過することをもって
スタートにするというものです。
競艇には大時計というものがあり
これが0秒から1秒を指すまでに
選手はスタートラインを通過しなければなりません。
0秒より早いとフライングとなり選手には30日間の休みが課せられます。
同様に1秒より遅いと出遅れとなり、
その出遅れが選手の責任によるものであれば同様に30日間の休みが課せられます。
このフライングスタートが競艇の「運」の部分の比率を
上げているといっても過言ではありません。
明らかに実力の劣る選手が実力者を負かす時には
このスタートで勝っているという時が多いからです。
0.15秒違うと舟1つ分離されます。
つまり1秒違うとそれだけで舟4つ分のハンデがあるわけですね。
個人的にはピットからスタートしても
あまり問題ないんじゃないかと思っていますが
このフライングスタート方式が競艇の面白さ高めている
というのは間違いないでしょう。