2005/01/09(日) 雀鬼流 ドラの早切り禁止 その2
その1
ドラの早切り禁止の理由その2です。
その1に引き続いて戦術面でのお話です。
雀鬼流の考え方のひとつに
「自分にとっては不要牌でも他人にとっては必要牌」
というのがあります。
自分にとってドラが使えない不要なものであっても
それを使える人はいるわけです。
第一打にオタ風のドラを切って鳴かれ、
役牌ドラ3で上がられた人はいるでしょう。
不要だからといって不用意にドラを切ると
それを必要な人間が労せず利することになります。
見方を変えれば他人の手を自分が作ってあげているわけです。
そしてその利を得る人間と言うのは大抵ツイている人間です。
ドラを不用意に切ることは
ツイている人間にツキを渡してさらにツカせることになります。
そうするとツキがないながらも頑張っている人間に対して
迷惑をかけることにもなります。
「他人に迷惑をかけない」
これもまた雀鬼流の根本をなす考え方のひとつです。
つづく。