2008/1/26(土) 河内屋語録

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米大手銀行、シティグループは15日、2007年10―12月期決算で、
信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)に絡み、
235億ドル(約2兆5000億円)の損失を計上したと発表した。
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ということなんですよね。
結局、これって20〜30年位以前のジャンクボンドのドタバタと同じなんですかね。
KKRとかドレクセルの「ジャンクボンドの帝王」
マイケル・ミルケンが活躍をした時代です。
ジャンクボンドっていうのは格付けが「ccc」とか「c-」なんていう、
極端に信用力の低い企業が発行した債券なんですね。
信用が低いから高金利を付けないとダレも債券を買って(金を貸して)くれないんですよ。
高金利ですので、債券を買った投資家は高い利回りを確保することが出来ます。
ただし、その企業が存在している間は・・・ということなんですよね。

サブプライムローンっていうのも同じですよね。
企業か個人か、債券かローンか、っていうだけで
「信用力が極端に低い」
「償還・返済される可能性が非常に低い」
という相手に金を貸しているという点では同じなんですよね。
パッと見たところは
「非常に高金利」
であるところも同じですね。
「歴史は繰り返す」といいますが、
人類は何度も何度も同じ轍を踏みますよね(笑)
それはいいとして、私が驚いているのは一企業が
2兆5000億円の損失を計上して存続できるというところです。
いえ、B/SやP/L上の仕組みはわかりますよ。
それにしてもねぇ(笑)

でも、ラッキーだったのは日本のバブル崩壊時と違って、
価格が下落したのが不動産ではなくて金融商品だったことでしょう。
金融商品は価格がハッキリしていますので先送りが出来ません。
だから一気に損失を計上せざるを得ませんよね。
大きな損失にはなりましたが、ココで損切りを終えることによって
短期間に決着を付けることが出来ますよね。

「利は伸ばす」
「損は切る」

という、相場の原則に沿った処理だと思いますので、
案外早く立ち直るかもしれませんね。

                        河内屋源兵衛






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