2008/1/27(日) 河内屋語録

イロイロと考えていたら徐々に
「素っ裸でアラスカを歩く人がいる」
っていうことが理解できてきました。

下落相場の経験がないんですよね。
アラスカがどれだけ寒いのかを知らないから素っ裸で歩けるんですよ。
(ま、私もアラスカにいったことないですけど(笑))

東京市場は2003年5月2日、7603円で歴史的な大底を打ちました。
そこから昨年の7月までは50ヶ月に及ぶ上昇相場だったのですよ。
相場に参加してらっしゃる方の多くが
「ケニヤで生まれてケニヤで育った」
「子供のときから半袖・短パンで、雪など見たこともない」
という環境で商いをしてらっしゃったのだと思います。
この50ヶ月には、
「2006年4月7日 17563円」から「2006年6月16日 14045円」 というような大きな下落もありました。
しかし、その下落も下落相場ではなくて「上昇相場の押し目形成」だったのですよね。
(週末の「225の長いチャート」などでお分かりになっていると思います)

ですから、ケニヤ育ちの方が
「少々寒くても辛抱しておけば、そのうち暖かくなる」
と考えるのと同じように、上昇相場しか経験されていない方は、
「下がっても、そのうち上昇してくるよ。むしろ下がったところは買い場」
だと考えるのは当然だといえます。

でも、実際には知らぬ間に南国ではなくて極寒の地に住んでおり、
上昇相場は終了して下落相場に突入していたのですよね。
半袖・短パンで遊んでいたり、買いポジを持っていたりする人は、
その環境の変化に気付いていないのですよ。
気付いていないのですから、ある意味仕方がないといえば仕方がないことかもしれません。

退場は仕方がありませんが、命を落とす方が少ないことを祈ります。


                        河内屋源兵衛






back

home

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO