2008/8/15(金) おくあん語録
私達のエゴは、間違うのは嫌だ、損は(確定)したくない、
しかし、もっともっと儲けたいといつも叫んでいます。
つねに見込みどおりになって儲け続けられる方は別ですが。
普通は、見込み違いになる時は絶対にあり、
リスクのないトレードは絶対にありません。
リスク管理の目的は、このエゴにさからって
資金を確保するために機械的に手仕舞いすることです。
自己規律がむずかしいのはここです。
リスク管理の目的もここにあるのです。
リスク管理がなければどこまで損するかわからないし、
こわくてやってられないです。
これ以上、リターンの望みもなく、
むだで損をするトレードは自分のコンデションのためにもしないということです。
自信のあるときが一番危ない時です。
大きなリターンを望む場合は、リスクも大きいです。
しかし、ほんのわずかなリターンのために、大きなリスクをとるのは馬鹿げています。
最初から儲かって、見ているだけでどんどん勝手にあがっていったような経験はありませんか。
最初からひかされて、苦労してナンピンして結局損だった経験はありませんか。
相場は、準備は苦労すべきですが、トレード自体は苦労すべきではありません。
経験上、苦労するトレードは失敗が多いです。
だからなぜ、区切りをいれたり、休むのか。休む事が大事なのか、もうおわかりですね。
この考え方はいままでの考え方とまったく逆だと思われますか?アテモノだと思われますか?
もう一度いいます。
そして、休んで、待って、さあ建玉という自信のあるときが一番危ない時です。
だからなぜ、試し玉を入れたり、なぜ、一発で買わずに分割するのか。もう既におわかりですね。
リスク管理とは何かということも。
おくあん