2009/10/1(木) おくあん語録 その19



久保田博幸著「マーケットサバイバル」(P17、18)より抜粋。
儲かった自分を拡大解釈してしまうために、
自分のポジションが間違っていることを認めずに
損切りすべき時にせず、不必要なナンピンを繰り返して、
ポジションを大きく膨らませてしまいます。
そして、最後にこういったディーラーは、儲かった分の吐き出しにすまされず、
大きな損失を発生させてしまいます。

事前に相手の動きを予測してすることよりも、
値動きに応じて、玉数を増減させることが大事なことである。

事前に相手の動きを当てようとすることは、
すなわち自分の期待水準を上げていることになる。
そして期待水準(欲求)が大きければ大きいほど、
現実と乖離するケースは多くなる。
その結果、がっかりすることが必然的に多くなることになる。

これとは逆に、期待水準を下げて、
予測が誤りである失敗のケースも受け入れ、
予測の正誤よりも値動きに応じて玉数をうまく増減すればよいのだ、
それだけだとすると、
期待水準が低いため、がっかりすることが必然的に少なくなる。
もちろん、この場合、建玉の数は少数でいきなり大きくはならない。
ゆっくりと慎重に分割で入り、失敗と判断したならその時点で切ることになる。
(失敗と判断したことが失敗?も可です。笑)
この方法は、心理的なダメージと物理的なダメージを防ぐこと、
それと、心理的な優位性をもつことにも合致する。
心理的な優位性のある判断と、そうでない場合の判断では、その優劣はまるで異なる。



                                 おくあん






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