2012/1/29(日) おくあん語録
えーと、ペダルを足で交互にこぐ。
こぐというのは、えーと、こう、足をぐっと力をいれる。
いや、そうじゃない、下方向にちからを。
ちがうって、両方ふんばってどうするんだ、反対の方の足はちからを入れない。
反対の方の足というのは、力をいれないほうだって。
ハンドルは曲がる方向に曲げるんだ。
いやそうじゃなくて、やや曲げる、というか傾ける。
ハンドルだけそんなに曲げてどうすんねん。
自転車を曲がる方に傾けるんだ。
そんなにかたむけてどうすんねん。それと、身体はまっすぐのままじゃない。
からだもいっしょにやや傾けるんだ、ちがう、やや・・・。
この説明を千回聞いて理解しても、実際に自転車に乗って練習しないと、
おそらく自転車に乗れない。(説明が下手か上手かは別にして。)
乗れないから、自分の理解がたりないと思って、また説明を聞く、
そして、また乗れないから、また説明を聞く、
これの堂々回り。
あげくのはてに、説明が悪いとか、自分の理解がたりない、とか思ってしまう。
理解がたりないんじゃなくて、実地の基礎練習がたりないんだ。
でもって、基礎練習で、いきなり両手放しやったりする。(笑)
すると、かならずこけるので、両手放しの研究なんかやったりする。
さらにすすんで、自転車の構造やチェーンの力の伝達の研究なんかやったりする。
んなこと、知らなくても、やっているうちに乗れるようになる。
(いきなり両手放しのような、とんでもないことをやらないかぎり。)
教わる事、学ぶ事、は大事なことだ。
しかし、教えてもらったら上手になるんじゃなくて、自分で上手になるんだ。
ひとが乗るのでは無く、自分が乗るんだ。
おくあん