2004/5/5(水) 必勝法本講座 競馬で家族を養う男の馬券術 その3
その1
その2
競馬で妻子を養う男の馬券術について見ていますが
無論中には私と意見が異なる場合もあります。
ここでは私がいいなと思っていることを取り上げています。
最終回は「デジタルとアナログの融合」です。
出馬表で食ってると揶揄される
木下氏の出馬表のメインは木下式能力指数です。
さらにいうとにこちゃん変数なるものがこの木下式能力指数の心臓部です。
このにこちゃん変数とは何か。
それは
カンです。
あんまり書くと著作権違反で訴えられるかもしれないのでなんですが
木下式能力指数のベースは西田式スピード指数です。
西田式スピード指数の算出法は次のとおりです。
(基準タイム−走破タイム)×距離指数±馬場指数+80±(負担重量−55kg)×2
これを
走破タイム×「カン(にこちゃん変数)」+80±(負担重量−55kg)にしてしまったわけです。
世間一般の人が嫌う「オカルト」を計算式の中に放り込んだもの。
それが木下式指数というわけです。
この辺も批判の対象になるのかもしれませんね。
木下氏は競馬を始めて西田式スピード指数に真正面から取り組み
そして西田式スピード指数の限界にぶち当たりました。
その限界を超えるために生み出されたもの。
それがにこちゃん変数=カンというわけです。
じゃあ西田式スピード指数の計算式を残さなくても
全部カンだけでやればいいじゃないかと思う人もいるでしょう。
そこで木下氏はこうも述べています。
「つまり私が計算式を作ってパソコンで指数を出したりするのは
「膨大な情報量をうまく管理して、予想の労力を減らす」ためでもあります。
さらにはいうと、すべての馬を網羅しといて、「勝つチャンスを増やす」ってのも。
(中略)「勝ち馬から1秒2秒も離されたようなある意味印象の薄い負けた馬たち」の指数を
効率よく機械的に計算してデータとして管理することが主な目的だったりするわけです。」
つまりどうでもいいような馬はデジタルな指数をつかって取捨選択し
大事な馬をアナログでしっかり捉えるということになります。
世間一般ではこの手法をハンデキャップトリッピングというそうですが
このデジタルとアナログの融合という考え方は非常に面白いと思います。
以上3回に分けて
競馬で妻子を養う男の馬券術について見ました。
他にもいくつか参考になる記述がありますがとりあえずここまでにしておきます。
興味が湧いた人は古本でも出回りだしたので買ってみても損はないと思います。